免疫と人とのつながり──保育園から学ぶ「空」と「空」の融合

社会と向き合う

※この記事では、「色」や「空」といった『色即是空』の概念を扱っています。
※「色」と「空」、そして『色即是空』の意味をより深く知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

※本記事は筆者の個人的な体験・考えに基づく内容です。医学的な助言を行うものではありません。体調に関しては必ず医師など専門家にご相談ください。

子どもたちはなぜ風邪をひきやすいのか

保育園に通う子どもたちは、よく風邪をひいたり、熱を出したり、鼻水をダラダラさせたりします。
親としては心配になりますが、これは子どもが外の世界と出会っている証でもあります。

保育園で友だちと遊ぶとき、子どもはさまざまな細菌やウイルスを体に取り込んでいます。
大人から見れば「感染」ですが、子どもにとっては成長のプロセスの一部なのです。

取り込むことで強くなる免疫

細菌やウイルスに触れると、体はそれに応じて免疫をつくり出します。
最初は発熱や鼻水といった症状が出ますが、その経験を通じて免疫機能は徐々に強化されていきます。

つまり「体が戦った記憶」を積み重ねることで、次に同じ敵と出会ったときにはよりスムーズに対応できるようになるのです。

免疫の成長と人間関係の広がり

免疫が発達すれば、子どもはより多くの細菌やウイルスを受け止められるようになります。
それは比喩的にいえば、人との関わりにも似ています。

最初は少人数の友だちとしか関われなくても、経験を重ねるうちに、もっと多くの人と関わりをもてるようになる。免疫と人間関係、その両方が「広がり」を持ちながら成長していくのです。

空と空がぶつかるとき

私はここで「空(くう)」という言葉を使いたいと思います。
「空」とは、仏教の用語で、目に見えない関係性やつながりを指します。

自分の免疫も「空」であり、外からやってくる細菌やウイルスも「空」です。
友だちという存在もまた「空」といえるでしょう。

この「空」と「空」がぶつかるとき、単なる衝突ではなく、核融合のように新しいものが生まれます。
それが「免疫の強化」であり、「関わりの広がり」なのだと私は感じています。

保育園は小さな宇宙

そう考えると、保育園は小さな宇宙のようです。
そこには目に見えない無数の細菌やウイルスが漂い、子どもたちの空とぶつかり合っています。

そのプロセスを通して、子どもは体も心も大きくなっていく。まるで星々が重力で引き合い、新しい星雲をつくるように、子どもと周囲の関わりもまた広がっていきます。

大人も同じプロセスを歩んでいる

免疫の話は子どもだけのものではありません。
大人もまた、人との出会いによって自分の内側に新しい「免疫」を育てています。

価値観の違う人との対話や、これまで触れなかった考え方に出会うことは、ときに違和感や戸惑いを伴います。
それは風邪にかかるようなもの。けれど、その経験を経ることで、私たちはより大きな世界を受け止められるようになるのです。

繰り返しによって広がる世界

免疫は一度の経験では完成しません。
繰り返し細菌やウイルスに出会い、ぶつかり合うことで少しずつ強くなります。

人との関わりも同じです。
一度の出会いで世界が広がるのではなく、出会いと別れを繰り返しながら、少しずつ自分の世界を大きくしていきます。

まとめ──免疫と関わりの「融合」

保育園で風邪をひく子どもたちの姿は、決して弱さの象徴ではありません。
それは免疫が育ち、人との関わりを広げるための大切なプロセスなのです。

自分の「空」と外の「空」とを何度もぶつけ合うこと。
その核融合のような営みの中で、新たな免疫が生まれ、人生のつながりもまた広がっていくのだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました